ゴルフに興味がある、始めてみたいと思ったけど、何から用意すればいいのでしょうか?ゴルフはちょっと面倒で用意しなくてはならないものが結構あるんです。もちろん最初からすべてを用意する必要はありません。レベルと状況に応じて揃えていくようにしましょう。
必要な用具①:ゴルフクラブ
ゴルフは様々なゴルフクラブを使って進めるゲームなのでさすがにこれがないと始まりません。ゴルフクラブは主に下記のような種類があります。

ドライバー(Dr):最も飛距離が出せるゴルフクラブ。各ホールのスタート時(ティーショット)に使うクラブです。まともに当たったときの爽快感は格別ですが、非常に難しいクラブでもあります。

フェアウェイウッド(FW):ドライバーの次に飛距離の出るクラブです。ドライバーはスタート時に使用するのに対して、フェアウェイウッドはスタート時やホール途中でも使用できます。力のない女性ゴルファーにとって心強いゴルフクラブです。
アイアン(Ir):主にホール途中や距離の短いホールのスタート時に使用します。ドライバーやフェアウェイウッドが距離を稼ぐのに対して、アイアンは方向の正確性を重視します。一般的に3番アイアンから9番アイアンがあり、大きな数字になるほどクラブが短くなり、より正確性を狙うクラブになります。3番、4番などのロングアイアンは扱いが難しく、最近ではあまり見かけなくなりました。5番から7番のミドルアイアン、8番から9番のショートアイアンを使用するケースがほとんどです。
ユーティリティ(UT):ハイブリッドとも言います。ロングアイアン、ミドルアイアンが苦手な人にとって心強いクラブです。飛距離と方向性の両方を狙うことができます。
ウェッジ(WG):カップのあるグリーンのそばで使用するクラブで、ボールをグリーンに乗せるのに使用します。非常に重要なクラブで、このクラブが得意になるとスコアがまとまりやすくなります。始めたころはピッチングウェッジ(PW)、サンドウェッジ(SW)の2種類のウェッジを主に使いますが、中級者以上になると48度や52度のように角度で呼ばれるウェッジを使い分ける人も多くいます。
パター(PT):グリーン上でボールを転がすのに使用し、ゴルフをプレーしに行くなら絶対に忘れてはならないクラブです。最も使用するクラブでスコアを狙うには得意になるべきクラブです。

必要な用具②:ゴルフグローブ
ゴルフクラブをしっかり握って振るためには手を保護するグローブが必要です。これが無いと手のひらの皮がズル剥けてしまう恐れもあるので、絶対に忘れてはなりません。
基本は手の片側だけにはめて使用し、販売されているのも片手用がほとんどです。右利きの人は左に向かって打つので左手用を、左利きの人はその逆になり右手用を使用します。女性で手をより保護するために両手にはめたいという人には両手用のグローブも販売されています。ネイルなどで指の先端を出したい人向け用のグローブもあります。

練習だけなら他はまだなくてもOK
実際にコースに出るなら他にもボールやティ、ゴルフウェア、シューズ、キャディバッグ、帽子など必要になりますが、ゴルフを始めたばかりで、まずは練習からという状況なら必要ありません。いきなり全部揃えてもお金がかかるだけで、使用する事はないと思います。万が一、残念なことにゴルフは止めておこうとなった場合、それらが全て無駄になってしまいます(そんなことは起きないと願いたいですが)。練習場に行く分なら底が平たいスニーカーなどで問題ありません(滑りにくい靴下は履いていきましょう)。
最初はゴルフ用具は7番アイアンとピッチングウェッジの2本とグローブだけを持って練習場で基礎練習を行うのが良いでしょう。ただ、車が無くて電車やバス、自転車などで練習場まで行く人はクラブケースがあると便利です。形はギターケースに似ており、肩にかけて持ち運びできるようになっています。だいたいゴルフクラブが4~5本を入れることができて、グローブなどの小物も収納できます。本格的にゴルフを始める事になってもとても有用性の高い用具です。

ゴルフクラブも中古でOK
練習で使用する7番アイアンとピッチングウェッジも最初は新品でなく中古で大丈夫です。ゴルフクラブはとても高いものです。ドライバーやフェアウェイウッドは1本だけで数万円、アイアンもセットになるとやはり数万円、ウェッジも1万円近くするケースがほとんどです。全て用意していたら軽く10万円を超えてしまいます。いきなりそんな出費を強いられるのも大変です。ゴルフの基本的な動きを覚えるだけなら中古クラブで十分です。それなら1本数千円程度で購入できます。
とは言えあまりにも錆びついていたり古い中古クラブを使用するのは止めましょう。初心者のときはゴルフスイングも無駄に力を入れてボールやマットを打ったり叩きつけたりしてしまいます。その時にゴルフクラブが受ける衝撃は結構大きく、あまりにも古かったり手入れがされていないクラブだと折れてしまう可能性があります。折れたクラブはどこに飛んでいくか分からず、周りの人にも危険です。発売されてから5~7年くらいまでを目安としましょう。
できればゴルフパートナーなどの中古ショップで実際に見るのが良いですが、近くにお店が無い、知識も技術もない状態でいきなりお店に行くのは気後れするという人はネットショップで購入すると良いでしょう。その際はクラブの状態を表すランクが記載されているので、せめてCランクまでのものにしましょう。
